シルバーウィークに、山梨市の友人がやっているシャインマスカットの収穫・出荷の手伝いに行ってきました。

収穫して、運んで、選別して、袋詰めして…

ブドウは立派ですが、作業をしている私の腰は、だんだん立派ではなくなってきます(笑)。

今年は雨が多かった影響もあり、シャインマスカットの味は少し薄く、今ひとつ。

太陽さん…もう少し頑張っていただきたかった(笑)。

農家の方は、一生懸命育てています。

それでも天候によって、思うような味にならないことがある。

農家は、本当に大変な仕事です。

そんな作業の合間に、友人といろいろな話をしました。

仕事の話。

昔の話。

家族の話。

最近あったこと。

特別な話をしているわけではありません。

でも、話をしていると、作業の疲れが少し和らぐんですね。

そこで、ふと思いました。

ブドウは、味を確かめてから出荷します。

でも、人の話は、味見をしてから聴くものではない。

甘い話もあれば、酸っぱい話もある。

少し苦い話もある。

「今日は、あまり味のない一日だったよ」

そんな話だってあるかもしれません(笑)。

でも、どんな話でも、その人にとっては大切な一日です。

特に、一人暮らしの高齢の方は、毎日の出来事を誰かに話す機会が少なくなることがあります。

買い物に行った話。

テレビで見た話。

昔の思い出。

体のちょっとした不調。

「そんな話をしても仕方ないかな」

と、話すのを遠慮することもあるかもしれません。

でも、私は思います。

話に、糖度計はいりません(笑)。

甘い話でなくてもいい。

面白い話でなくてもいい。

まとまっていなくてもいい。

「今日はこんなことがあったよ」

そのひと言を、誰かに聴いてもらえる。

それだけで、気持ちが少し軽くなることがあります。

傾聴は、相手の話を評価することではありません。

甘いか、薄いか。

面白いか、つまらないか。

そんなことを決めずに、その人の話を、その人のペースで聴くこと。

シャインマスカットは、来年の天気に期待するとして…

私はこれからも、どんな味の話にも、ちゃんと耳を傾けていきたいと思います。

話したくなったときに。

そばで、お聞きします。