熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

また大切な方を亡くされたご家族のの皆様には、心からお悔やみ申し上げます。

災害のニュースを見るたびに、普段どおりの毎日を過ごせることは、決して当たり前ではないと感じます。

避難所で不安な毎日を過ごしている方や、車中泊を続けている方の様子を見ると、

私は「傾聴は無力だ」と思うことがあります。

話を聞くだけでは、おなかは満たせません。

安心して眠れる場所をつくることもできません。

失われた命を取り戻すこともできません。

そんな現実を前にすると、自分の活動の小ささを感じます。

それでも私は、傾聴を続けていきたいと思っています。

災害が落ち着き少しずつ日常を取り戻していく中で、不安や悲しみ、寂しさを誰かに話したくなる日がきっとあります。

一人暮らしの高齢者の方も同じです。

毎日の暮らしの中で、不安なことや心配なことを一人で抱えている方がいます。

そんなとき、顔を見て話を聞いてくれる人がいる。

「今日は元気そうですね」と声をかけてくれる人がいる。

その小さな時間が、安心につながることもあると私は信じています。

傾聴は、災害の前では無力かもしれません。

でも、人がもう一度前を向こうとするとき、その人のそばにいることはできる。

私はその役割を大切にしながら、これからも一人ひとりのお話をゆっくりお聞きしていきたいと思います。

話したくなったときに。

そばで、お聞きします。